マッサンは安く庶民に提供出来るウィスキーを開発すべく、五年以内に作った原酒を片っ端からテイストし始めた。
スモーキーフレーバーの強いキーとなる原酒を探して、来る日も来る日も…。
マッサンはアル中になってるに違いない。
あるいは、常にベロベロだったんじゃないだろうか。
以前、僕が鹿児島に行った時のこと。
お土産にする焼酎を選ぶのに酒屋がとにかく利き酒をさせてくれたことがあった。
「こっちも美味しいんですよ」
「こっちのは芋の香りが強いんです」
などと、次々とお猪口に注いで飲ませてくれて、気が大きくなった僕は予定以上の本数を買い、ベロンベロンになって帰った事を思い出した。
テレビを見てて、マッサンの体のことが心配になった…。