2014年12月16日火曜日

ゴーン・ガール

「ゴーン・ガール」デヴィッド・フィンチャー監督を観た。
「アルゴ」のベン・アフレックとのタッグに期待した。

妻の不可思議な疾走から物語は始まる。
争った跡や夥しい血痕から誘拐拉致、殺害もあり得ると捜査を進めるが、外部からの侵入者などに行き着かず、やがて容疑は第一発見者の夫にかけられていく。

その途端、夫には妻を殺したくなるような動機が見つかる。
夫の浮気が発覚した時点で主役はヒールと化し、社会的に追い込まれ、観客からも見放される。
さて、この先どこに感情移入すればいいのかと思っていると、疾走した妻が観客の前に現れる。

ここから怒涛の様に物語は動いていく。結末にも脚本と監督のセンスを感じられ、ありきたりではないサスペンス映画を観せられた…。